IH調理器に関する情報や商品をご紹介しています。

SGマーク、知っていますか？

このマーク、一度は見たことがある方も多いのではないでしょうか。
SGマークとは、「一般財団法人　製品安全協会」が定めた安全基準に適合していることが認証された製品に付けられるマークで、安全な製品の目印となるマークです。
SGとはSafe Goods(安全な製品)の頭文字です。

例えばどのような製品に付いているかというと・・
ベビーカー、ぶらんこ、すべり台、ゆたんぽ、ヘルメット、ゴルフクラブ、自転車、ショッピングカート・・・など私たちが日常生活で使うもの、目にするものの多くに付いています。

対象製品ごとに安全性品質に関するSG基準を定め、この基準に適合したものとして認証された製品にのみSGマークを表示します。
製品安全協会によると、「SGマーク付き製品に万が一欠陥があって、人身損害が発生し、欠陥と人身損害の間に因果関係があると認められる場合には、最高一億円までの賠償措置を講じます。」
とのことで、万が一の事故の際の補償もあるようです。

IH対応鍋に付いているSGマークとは？

対象製品ごとに安全基準を定めているSGマークですが、IH対応鍋にもSGマークが付いているものが多くあります。

「SG CH・IH」または「SG IH」と表記されています。
このマークが付いている製品はIHクッキングヒーターで安全に使用できる、ということになります。
「CH」とは、クッキングヒーターのことで、
クッキングヒーターには
IHヒーター、ラジエントヒーター、ハロゲンヒーター、シーズヒーター、エンクロヒーターなどがあります。
「SG CH・IH」のマークのある鍋は、これらすべてのクッキングヒーターに対応しています、という意味になります。
「SG IH」はIHヒーターしか認定を受けていない、という意味になります。

SGマークは義務ではない

SGマークは表示を希望する製品の販売元などが、自らの判断で表示する任意のマークです。
法的に表示が義務付けられているわけではありません。
ただ、製品の販売元や製造元からすれば、SGマークを付けることで製品の安全性や第三者認証の安心性、さらに賠償制度が付加されていることをアピールできます。
また製品を使用する側から見れば、安全に使用できる製品の目安にもなります。

お鍋を選ぶ際には・・・

SGマークの付いた製品には様々なものがありますが、IH対応の鍋においては“SGマークが無いから危険である”というわけではありません。
SGマークはあくまで製品安全協会が定めた基準をクリアした、というもので、SGマークの取得が義務付けられているわけではないので、
SGマークが付いていなくてもIHに適していて安全に使用できる鍋もあります。
SGマークは取得していませんが、独自の安全基準を設けているお鍋のメーカーさんもあります。
ただ、「IHを初めて使う、どのようなお鍋を選んだら良いのか全くわからない、第三者が認証した安全性があったほうが安心・・・」というような場合は
「SG CH・IH」か「SG IH」のお鍋を選んだ方が良いと思います。
先述しましたが、「SG CH・IH」の「CH」にはすべてのクッキングヒーターが含まれますので、IHだけでなくラジエントヒーターなどでも使いたい場合はこちらを選んだ方が良いでしょう。
IHだけで使用する場合は「SG IH」マークのものなら問題なく使用できます。

IHコンロで使うお鍋を選ぶ際には、SGマークが付いているかどうかをひとつの基準にしてみるのも良いかと思います。